いよいよ注目を集め始めた資産、デジタル証券/セキュリティトークン（ST）とは？
資産裏付けの主流は不動産、社債。
たとえば高額収益不動産は、価格の透明度は抜群でも、その分、銀行、年金基金など一部の大口投資家にばかり供給され、一般個人投資家に提供されることはありません。
これを覆したのが、いま話題のデジタル証券です。
機関投資家は一定規模以上の不動産を証券化した商品を買い求めます。不動産 ST はこれをさらにデジタル技術を使って小口にトークン化したものです。
これを法が求めるブロックチェーン技術等を使って権利保有者を記録していきます。
このインフラが法的にも技術的にも整備されたため、コスト増加を伴わない小口化が実現できました。
この ST には高額資産の小口化のほかにも様々なメリットがあります。強固なセキュリティに守られているうえ流動性も確保され、償還までの間に売買も可能。
上場株や J-REIT のような膨大な上場維持コストもかかりません。株式市場の影響も受けません。何より分離課税の証券税制が適用されます。
しかし、デジタル証券はまだ始まったばかりとあり、今後市場急拡大が期待されているものの、まだまだ所得税率の高い高額所得者や法人など、
ごく一部の新商品に敏感な投資家が気づき始めたばかりです。
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