「業者を選んで工事をしてもらったが、数年で塗膜が剥がれてきた」「工事中に業者の作業をチェックする方法が分からなかった」——外壁塗装の手抜き工事は完成直後には分からず、数年後に問題として現れることが多いです。本記事では施工品質を見抜くためのポイントを解説します。
塗料を規定量以上に希釈することで塗料の使用量を減らし、コストを削減する手抜きです。見た目には分かりにくいですが、塗膜が薄くなり耐久性が大幅に低下します。適切な希釈率はメーカーが規定しており、規定外の希釈は施工不良に当たります。
通常は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本ですが、中塗りを省略して2回塗りにする手抜きが報告されています。仕上がりの色で確認が難しいため、各工程の写真記録を業者に求めることが重要です。
下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの施工前後の写真を業者に提出してもらうことで、塗装回数と施工状況を客観的に確認できます。写真記録を提供できない業者は信頼性に疑問があります。
見積書に記載された塗料メーカー・品番の塗料缶が実際に持ち込まれているかを確認します。安価な塗料に差し替えるケースもあるため、缶のラベルを写真で記録しておきましょう。
工事中に1〜2回現場を訪問し、養生の丁寧さ・足場の安全性・作業の様子を確認します。真剣に作業している業者は現場確認を歓迎します。
足場撤去前に全面確認を行います。塗り残し・タレ・ムラ・養生テープの残りなどを確認し、不具合があれば足場撤去前に補修を求めましょう。
施工保証書(通常5〜10年)の対象範囲・手続き方法・免責事項を確認します。保証書を発行しない業者や、対象外条件が多い業者には注意が必要です。
外壁塗装の手抜き工事を防ぐには、工程写真の記録・使用塗料の確認・工事中の現場訪問・完工前確認・保証書の確認の5点が重要です。信頼できる業者は透明性の高い対応をしてくれます。複数業者からの見積もり比較で相場感を掴み、丁寧なコミュニケーションができる業者を選びましょう。