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経費精算比較

経費精算サービス比較15選!中小企業におすすめの選び方

📅 2026年07月16日⏱ 約9分✍ 編集部

経費精算の手作業に毎月何時間も費やしていませんか?領収書の山、Excelの転記ミス、承認フローの遅延……経理担当者も申請者も疲弊しているのに、なかなかシステム化に踏み切れない企業は多いものです。本記事では、主要な経費精算サービスを徹底比較し、あなたの会社規模・課題・予算にぴったりのサービスを選べるよう、具体的な数値・料金・機能を交えながらわかりやすく解説します。

目次

  1. 経費精算サービスとは?導入で変わる3つのポイント
  2. 経費精算サービス主要10選 徹底比較
  3. 企業規模・用途別おすすめサービスの選び方
  4. 経費精算サービスの料金相場と費用対効果
  5. 導入前に確認すべきチェックリストと注意点
  6. 導入ステップと運用定着のポイント
  7. よくある質問(FAQ)

経費精算サービスを比較・検討するオフィスワーカーたち

経費精算サービスとは?導入で変わる3つのポイント

経費精算サービスとは、従業員が立て替えた交通費・宿泊費・接待費などを申請・承認・支払いまで一元管理できるクラウドまたはオンプレミス型のシステムです。紙やExcelによるアナログ運用と比べ、作業時間・ミス・不正リスクをまとめて削減できます。

① 作業時間の大幅短縮

経済産業省の調査によると、従業員1人あたりの経費精算にかかる平均時間は月約2〜3時間とされています。経理担当者側でも申請1件の処理に平均15〜20分かかるとも言われます。クラウド型サービスを導入した企業では、これらの工数を最大70〜80%削減できたという事例も多数報告されています。OCR機能による領収書の自動読み取り、交通系ICカード連携による交通費の自動取得、会計ソフトへのワンクリック連携などが主な時短要因です。

② ヒューマンエラーと不正の防止

紙・Excel運用では金額の転記ミスや二重申請が起きやすく、担当者が目視でチェックするには限界があります。経費精算サービスには重複申請の自動検知上限金額のアラート規定逸脱の自動警告といった機能が備わっており、内部統制の強化に直結します。不正経費は中小企業でも年間平均数十万〜数百万円規模に達することがあるとされ、システム化によるリスク低減効果は見逃せません。

③ 法令対応・電子帳簿保存法への準拠

2024年1月から電子帳簿保存法の宥恕措置が終了し、電子取引データの電子保存が義務化されました。主要な経費精算サービスの多くは電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しており、法令リスクを回避しながらペーパーレス化を実現できます。紙の領収書の原本保存が不要になるタイムスタンプ機能付きのサービスを選ぶことが、今後の運用において特に重要です。

✅ 導入メリットまとめ

⚠️ 注意点

サービスを導入しただけで自動的に工数が削減されるわけではありません。現場への操作教育・承認フローの再設計・会計ソフトとの連携設定など、初期の運用設計が定着の鍵を握ります。導入前に社内のワークフローを可視化しておきましょう。

経費精算サービス主要10選 徹底比較

国内で広く使われている主要サービスを機能・料金・対応規模の観点から一覧比較します。自社の規模感や優先する機能を念頭に置きながら確認してください。

主要サービス 基本スペック比較表

サービス名 初期費用 月額料金(目安) 無料プラン 対象規模
楽楽精算 要問合せ 3万円〜 なし(トライアルあり) 中〜大企業
マネーフォワード クラウド経費 0円 2,980円〜(小規模) あり(30日間) スモール〜中企業
freee経費精算 0円 2,380円〜 あり(30日間) スモール〜中企業
Concur Expense 要問合せ 要問合せ なし 大企業・グローバル
経費Bank 0円 0円(基本無料) あり(永続) スモール〜中企業
TOKIUM経費精算 要問合せ 枚数課金制 なし(トライアルあり) 中〜大企業
ジョブカン経費精算 0円 400円/ユーザー〜 あり(30日間) スモール〜中企業
SmartHR経費精算 要問合せ 要問合せ なし 中〜大企業
Staple 0円 500円/ユーザー〜 あり(14日間) スモール〜中企業
BtoBプラットフォーム経費精算 要問合せ 要問合せ あり(トライアル) 中〜大企業

主要機能の搭載状況 比較表

サービス名 OCR領収書読取 ICカード連携 クレカ連携 電子帳簿保存法対応 インボイス対応
楽楽精算
マネーフォワード クラウド経費
freee経費精算
TOKIUM経費精算 ◎(人力補正)
ジョブカン経費精算
経費Bank

◎:標準搭載 ○:対応(一部プランのみ含む) △:限定的な対応または別途オプション

✅ 注目ポイント:OCR精度の違い

TOKIUM経費精算は機械OCRに加えてオペレーターによる人力補正を行うため、読み取り精度が業界最高水準(公称99.9%以上)とされています。月間申請枚数が多い中〜大企業にとって、読み取りエラーによる手戻り工数を大幅に削減できる強みがあります。

⚠️ 比較表の見方に注意

料金・機能は2024年時点の公開情報をもとにしており、プランの改定や価格変更が随時行われます。必ず各サービスの公式サイトで最新情報を確認し、無料トライアルで実際の使い勝手を検証してから契約を判断してください。

スマートフォンで領収書をスキャンする経費精算アプリ画面

企業規模・用途別おすすめサービスの選び方

経費精算サービスは「機能が多ければよい」というわけではありません。従業員数・申請件数・既存システムとの連携要件・予算によって最適解は異なります。ここでは規模・用途別に具体的なおすすめを提示します。

スモールビジネス・スタートアップ(従業員1〜30名)向け

優先すべきはコストの低さ・操作のシンプルさ・会計ソフトとの連携です。この規模では経理専任担当がいないケースも多く、申請者も経理担当者も直感的に使えるUIが必須。

中堅企業(従業員30〜300名)向け

申請件数・承認階層が増え、部署間のワークフロー設計や会計システム(勘定奉行・弥生会計・SAP等)との連携が重要になります。

大企業・グローバル対応が必要な企業(従業員300名以上)向け

多通貨・多言語・グローバル承認フロー・大規模ユーザー管理・ERP連携(SAP・Oracleなど)が選定の核になります。

規模別おすすめサービス早見表

企業規模 第1推奨 第2推奨 選定の主なポイント
1〜30名(スモール) マネーフォワード クラウド経費 freee経費精算 コスト・操作性・会計連携
30〜100名(中小) 楽楽精算 ジョブカン経費精算 ワークフロー設計・コスパ
100〜300名(中堅) 楽楽精算 TOKIUM経費精算 大量申請処理・OCR精度
300名以上(大企業) Concur Expense 楽楽精算 ERP連携・グローバル対応
✅ 選び方のコツ:まず「現状の課題」を明文化する

「OCR読み取りが不正確で手直しが多い」「承認ルートが複雑」「会計ソフトとの連携が手動でつらい」など、課題を言語化してから比較すると、機能の優先順位が明確になり選定ブレが減ります。複数担当者でデモを試し、現場の声を必ず取り入れましょう。

⚠️ 「大手=自社に合う」は危険

導入実績が多い大手サービスでも、自社の規模・業種・既存システム環境によっては過剰スペックでコストが膨らむケースがあります。特に従業員50名以下では、シンプルな中小企業向けサービスの方が定着率・費用対効果ともに優れることが多いです。

経費精算サービスの料金相場と費用対効果

「導入コストがかかりそう」と感じて二の足を踏む企業も多いですが、実際には現状のアナログ運用の方がコストが高いケースが大半です。ここでは料金相場と費用対効果の試算を具体的に示します。

料金モデルの種類

経費精算サービスの料金体系は大きく3種類に分かれます。

料金帯別サービス比較

月額コスト帯 代表サービス 向いている企業 注意点
無料〜3,000円 経費Bank、freee(最小プラン) 少人数・申請件数が少ない 機能制限あり
3,000〜1万円 マネーフォワード、ジョブカン 10〜50名規模 上位機能は上位プランに
1万〜5万円 楽楽精算(標準)、Staple 50〜200名規模 初期設定費用が別途かかる場合も
5万円以上 Concur Expense、大企業向けカスタムプラン 300名以上・グローバル展開 導入・保守コストも見込む

費用対効果のシミュレーション例

従業員50名・月間経費申請件数200件の中小企業を例に試算します。

経費精算サービス導入後(工数70%削減想定):

✅ 投資回収期間は平均3〜6ヶ月

多くの導入企業では、工数削減と印刷・郵送コストの削減によって、導入費用の回収が3〜6ヶ月以内に完了するケースが多いとされています。特に申請件数が多い企業ほど早期回収が見込めます。

⚠️ 隠れコストに注意

初期設定費・データ移行費・オプション機能費・サポートプラン費など、月額料金以外のコストが積み上がるケースがあります。見積もりを取る際は「トータルコスト(TCO)」で比較することが重要です。特に大企業向けサービスは要問合せとなっている項目が多く、想定より高額になることがあります。

経費削減効果を分析する経理担当者

導入前に確認すべきチェックリストと注意点

サービスを選定・契約する前に、社内でクリアにしておくべき確認事項があります。ここを曖昧にしたまま導入すると、現場の反発や機能不足で運用が頓挫するリスクがあります。

機能・連携要件の確認

セキュリティ・サポートの確認

社内導入体制の整備

✅ 無料トライアルは必ず活用する

主要サービスの多くは14〜30日間の無料トライアルを提供しています。経理担当者だけでなく、実際に申請する営業・外勤スタッフにも試用してもらい、「使いやすいか」「スマホで問題なく動くか」を複数視点で検証してから本契約に進みましょう。

⚠️ 経費規程の未整備が最大の落とし穴

どれほど優れたシステムを入れても、経費として認める・認めないのルール(経費規程)が曖昧なままでは不正申請や承認トラブルが続きます。システム導入と並行して経費規程の見直しを行い、「上限金額・対象範囲・申請期限・証憑の要件」を明文化することが定着の大前提です。

導入ステップと運用定着のポイント

経費精算サービスの導入は「契約=ゴール」ではありません。現場に定着させて初めて効果が出ます。ここでは典型的な導入から定着までのステップと、各フェーズのポイントを解説します。

導入フェーズ別ステップ

ステップ1:現状調査・要件定義(1〜2週間)
現在の申請件数・承認フロー・会計連携方法・課題を洗い出す。担当者へのヒアリングを通じて「何を解決したいか」を明確化。

ステップ2:サービス選定・デモ・トライアル(2〜4週間)
2〜3社に絞ってデモを依頼。無料トライアルで実務に近い操作を経理・現場の両者が試す。評価基準(機能・コスト・UI・サポート)を点数化して客観的に比較。

ステップ3:契約・初期設定(1〜3週間)
承認フロー・ユーザー情報・勘定科目マスタを設定。会計ソフトとの連携テストを実施。法人カード・ICカード連携の設定と動作確認。

ステップ4:パイロット導入(1〜2ヶ月)
特定部署・チームで先行導入。操作マニュアルを整備し、操作説明会を実施。出てきた問題点・疑問点をFAQとしてまとめ、全社展開に備える。

ステップ5:全社展開・定着化(2〜3ヶ月)
全社への展開と同時に旧運用を廃止。申請期限のリマインダー設定・未申請者へのアラート機能を活用。定期的に利用状況を確認し、未利用者へのフォローを継続。

定着率を上げる3つの施策

  1. 「使わないと損」を見せる:申請期限を過ぎると精算できない旨を周知し、自分ごと化させる
  2. スマホ申請を徹底周知:外出先で領収書をその場でスキャンできることを実体験させる(領収書紛失が激減)
  3. 経理からのフィードバック可視化:承認・差戻し・支払い状況がリアルタイムでわかることを申請者に実感させる

定着後の継続改善ポイント

✅ 導入成功企業に共通する要素

定着に成功している企業の共通点は「経営層がコミットしている」こと。経理部門だけで推進しようとすると現場の協力が得られにくいため、経営者・管理職が「全員移行」を明確に宣言し、移行期限を設けることが最大の定着促進策になります。

⚠️ 旧運用との"並行期間"を長くしすぎない

紙・Excelと新システムの並行期間が長引くと、従業員は「どちらでもよい」と判断して旧運用に戻りやすくなります。パイロット期間が終わったら明確な切替日を設け、旧運用は受け付けない(または手数料相当の手間をかける)仕組みにすることが定着の鍵です。

経費精算システムの操作研修を受けるオフィスのチーム

よくある質問(FAQ)

経費精算サービスの導入検討時によく寄せられる質問をまとめました。選定・導入の判断材料としてご活用ください。

Q. 小規模(10名以下)でも経費精算サービスを導入するメリットはありますか?
A. はい、十分にあります。少人数でも月次の領収書整理・会計ソフトへの転記・申請の承認待ちといった工数は確実に発生しており、スモールビジネス向けの無料プラン・低価格プランを活用すればコストを抑えながらデジタル化できます。特に電子帳簿保存法への対応(電子データの適切な保存)は規模を問わず義務化されているため、早期に対応しておくことをおすすめします。freee経費精算やマネーフォワード クラウド経費は月額3,000円前後から使え、小規模事業者でもROIが出やすいサービスです。
Q. 電子帳簿保存法とインボイス制度への対応は、どのサービスを選べば確実ですか?
A. 主要どのサービスも対応を表明していますが、確認すべきポイントは「タイムスタンプの自動付与機能があるか」「適格請求書(インボイス)の登録番号の管理・チェック機能があるか」「スキャナ保存要件(解像度・カラー・余白など)を満たすOCRか」の3点です。楽楽精算・マネーフォワード クラウド経費・TOKIUM経費精算はいずれも電子帳簿保存法・インボイス対応が充実しており、特に要件の厳しい企業に向いています。導入前に「電子帳簿保存法対応チェックリスト」を公式サイトや問合せで確認しましょう。
Q. 既存の会計ソフト(勘定奉行)と連携できるサービスはどれですか?
A. 楽楽精算・TOKIUM経費精算・マネーフォワード クラウド経費・Concur Expenseは勘定奉行シリーズ(NXクラウド・i10クラウド等)とのCSVまたはAPI連携に対応しています。ただしバージョンや連携方式(仕訳データのフォーマット)によって細かい仕様が異なるため、事前にサービスベンダーと会計ソフトベンダー双方に連携の詳細を確認することが重要です。サポートデスクに「勘定奉行○○バージョンとの連携実績はありますか?」と具体的に問い合わせるのがベストです。
Q. 紙の領収書は完全になくせますか?スキャンして原本は捨てられますか?
A. 電子帳簿保存法のスキャナ保存要件を満たしているサービスを使えば、一定の条件下で紙の原本を廃棄できます。具体的には「スキャン後にタイムスタンプを付与する」「解像度200dpi以上・カラー」「訂正・削除履歴の管理」などの要件を満たす必要があります。TOKIUM経費精算・楽楽精算・マネーフォワード クラウド経費などはこれらの要件に対応しています。ただし、一部の書類(契約書等)は別途原本保存が必要なケースがあり、税務の専門家に確認することをおすすめします。
Q. 経費精算サービスの乗り換えは難しいですか?データの移行はできますか?
A. 乗り換え自体は可能ですが、手間がかかるのも事実です。多くのサービスでは申請データ・承認履歴・領収書画像データをCSV・PDFなどの形式でエクスポートできますが、移行先サービスがそのデータを完全にインポートできるとは限りません。特に過去の申請履歴の引継ぎは難しい場合が多く、「新システムでは新規申請から。過去データは旧システムで参照」という運用が現実的です。最初から「将来乗り換える可能性があるか」を想定し、データエクスポートの自由度を契約前に確認しておきましょう。
Q. 経費精算サービスを選ぶ際、最も重視すべきポイントは何ですか?
A. 企業によって異なりますが、最も重視すべきは「現場の申請者が継続して使えるUI・UXのしやすさ」です。いくら機能が豊富でも使いにくければ定着しません。次に「既存会計システムとの連携の確かさ」。この2点を満たしたうえで、電子帳簿保存法対応・コスト・サポート体制を比較するのが現実的な選定順序です。必ず無料トライアルで実際の申請者役を複数名で体験し、「スムーズに使えるか」を確かめてから判断することを強くおすすめします。

まとめ:経費精算サービス比較・選定のポイント総括

本記事では、主要な経費精算サービスを機能・料金・対象規模の観点から徹底比較し、企業規模別の推奨サービス・料金相場・費用対効果・導入ステップ・よくある疑問まで網羅的に解説しました。最後に選定の核心ポイントを整理します。

確認ポイント 確認内容 重要度
使いやすさ(UI/UX) 申請者が継続利用できるか・スマホ対応か ★★★★★
会計システム連携 現行の会計ソフトとAPI/CSVで連携できるか ★★★★★
法令対応 電子帳簿保存法・インボイス制度への完全対応 ★★★★★
OCR精度 領収書読み取りの正確さ・手直しの少なさ ★★★★☆
コスト(TCO) 月額+初期費+オプション費を含めた総額 ★★★★☆
サポート体制 日本語・電話・チャット対応の充実度 ★★★☆☆

経費精算のデジタル化は、今や経理業務の効率化・法令対応・コスト削減・リモートワーク対応のすべてに直結する経営課題です。本記事で紹介したサービスは主要なものですが、まず2〜3社の無料トライアルを申し込み、実務に近い形で試してみることが最善の選定方法です。「比較して終わり」ではなく、「試してから決める」を徹底することが、導入成功と現場定着の近道です。

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